子供部屋って何才から必要?

新学期が始まりましたね。4月は入学や進学の季節です。特に小学校入学時には学習机やランドセル、教科書など新しく用意する物がたくさんあって、収納スペースが必要になりますね。これを機に思い切って住宅購入して子供部屋をつくってあげようと思う方も多いでしょう。

実際に小学生で子供部屋を用意している家庭はどれくらいあるか調べてみました。男子では小学校1,2年で37%、3,4年で49%、5,6年で58%、女子では1,2年で45%、3,4年で58%、5,6年で73%が子供部屋を持っています。*積水ハウス 住生活研究所「小学生の子どもとの暮らしに関する調査 (2023年)」より

しかし子供部屋のある家庭では、自室で勉強している子供は39%で、それ以外の6割の子供はリビングなどほかの部屋で勉強しているというのです。自分の部屋で寝ている子供は22%、8割の子供が自分の部屋では寝ていないという結果でした。

この結果を見ると、小学校入学と同時に、子供部屋が必要かと言えば、家庭の状況や、個人の習慣によって全く違います。低学年のうちは、子供部屋というよりまずは勉強スペースだけ用意するとか、寝室だけを分けて、兄弟や大人のワークスペースを一か所にまとめるなどして、効率よくスペースを確保することで、家族で使うリビングを広く使うこともできますね。

子供が成長するにつれ、子供部屋の使用方法も変わります。家を買ってからも、間取り変更がしやすいように、その後のリフォームも視野に入れて、間取りプランを考えるとよいでしょう。