借りている住宅ローン変動金利 いつ上がる?
「日銀は3月19日の金融政策決定会合で、マイナス金利を解除し、17年ぶりの利上げを決定」というニュースが報道されています。
預けている預金の金利は上がって欲しいけれど、借りているローン金利が上がると返済額が増えるのでは!と心配になってきますよね。
2023年10月の住宅ローンのデータによると、
金利タイプの割合
・全期間固定型 7.2%
・固定期間選択型 18.3%
・変動型 74.5%
となっていて、金利変動型が人気なのが分かります。
変動型住宅ローン金利の決まり方がどのようになっているかと言えば、以下のようにして決まります。
変動型住宅ローン金利の決まり方
世界情勢、経済や市場環境によって銀行の資金調達コストなどが変動
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「短期プライムレート」が決定
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短期プライムレートに一定幅を上乗せした「基準金利」を決定
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競争環境や顧客の信用度などを考慮して「優遇幅」を設定
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基準金利から優遇幅を差し引き「適用金利」を決定
※ネット銀行などで短期プライムレートと連動しない異なる仕組みの場合もあります。
そこで実際にすでに住宅ローンを借りている人の変動住宅ローン金利引き上げはいつなの?となると。
仮に10月に日銀が追加利上げをしたと仮定した場合
2024年10月31日 日銀が追加利上げと仮定
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銀行が短期プライムレートや変動型ローン基準金利を引き上げる可能性
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2025年4月1日 基準金利に基づいて適用金利が決定
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2025年7月 新金利が適用
(注)4月1日と10月1日に金利見直し、7月と翌年1月に適用の場合(銀行によって違う対応もあり得る)
5年ルール
金利が上がっても5年間は毎月の返済額が変わらない
125%ルール
(6年目以降)今までの返済額に対して125%の金額までしか上がらない
以上のようなルールもありますので月々の返済額がいつ増えるのかは分かりませんね。